CHATEAU QUINTUS, 2022 (シャトー・カンテュス、2022年)

2022年は、シャトー・カンテュスのチームが剪定から醸造まで全て管理した、敷地拡大後の初ヴィンテージ。2022年は、テロワールの豊かなパレットを最大限に活用し、最高の表現を引き出すことができた年" -シャトー・カンテュス

冬は比較的乾燥し、例年並みでしたが、春先は降雨量が不足しました。霜が降り、一時的に生育が妨げられたものの、その影響は長くは続きませんでした。4月からは暑さが始まり、開花が早まり、6月中旬の熱波では、チームはブドウを保護するための措置を講じました。夏は晴天に恵まれ、8月には小雨が降って土壌を冷やし、成熟のプロセスを均一化させることができました。シャトー・カンテュスの収穫は、健康状態が良好な9月7日に始まり、2011年のドメーヌ設立以来、最も早い収穫を記録しました。畑では、各区画を最大限に活用するため、綿密な選別が行われました。2022年ミレジムは、ブドウの大きさが小さいにもかかわらず、凝縮感とアロマが際立つ、非常に優れた品質となりました。収穫は、理想的な気象条件の恩恵を受けて、9月28日までスムーズに行われました。サンテミリオンの粘土石灰質のテロワール、特にクイントゥスのテロワールは、この年、新鮮さを保ち、ブドウは初期の暑さと干ばつにうまく適応して、際立った存在でした。